東京五輪の開会式・閉会式で「沖縄伝統芸能」を披露する取り組みを政府に要請しています。

東京五輪・パラリンピック大会の開会・閉会式のプログラムに沖縄文化を盛り込むよう菅官房長官に求めた要請団

2020年の東京オリンピック・パラリンピックの開会式や閉会式で沖縄の伝統芸能を披露したいと、実行委員会の東京沖縄県人会仲松会長らが6月14日、官邸で菅義偉官房長官と面会し、プログラムの採用を要請しました。

菅官房長官は会談後の会見で、プログラムは組織委員会が決めることだとした上で「沖縄の芸能関係者の強い気持ちはしっかり受け止め、組織委員会に申し上げたい」と述べられ、前向きな姿勢を示されました。

要請には仲松会長のほか、名誉顧問の稲嶺恵一元知事、実行委員長である富田詢一琉球新報社会長、副委員長の平良朝敬沖縄観光コンベンションビューロー会長、重要無形文化財「琉球舞踊」保持者の玉城節子さんらが同席しました。

稲嶺さんは「沖縄には長い歴史の中でいろいろな文化があり日本で開かれるオリンピックに対し沖縄としても参加することで協力したい」と説明し、菅長官から「大変温かい言葉を頂いた。私どもも精いっぱい努力したい」と語られました。

玉城さんは沖縄の芸能について「琉球王朝時代に首里城で発達したもてなしの芸能で、誇りをもって日本・世界に発信したい」と意気込みました。


(菅官房長官に宛てた要望書)

令和元年6月14日
内閣官房長官
菅 義偉 殿

東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会の
開会式・閉会式へ沖縄の伝統芸能を送る実行委員会
実行委員長 富田 絢一

 来年7月24日から開催される「東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会」は、大会コンセプトの一つ「多様性と調和」でも謳われているように、世界中の人々が多様性と調和の重要性を改めて認識し、共生社会をはぐくむ契機となります。沖縄で発祥した空手が大会の追加種目として正式に決定されたことを機に、沖縄の文化・芸能を開会式・閉会式のプログラムに活用することで、多様で豊かな日本文化の魅力を世界へ発信する重要な機会となると考えております。

沖縄の芸能は、能楽・狂言・歌舞伎といった日本古来の芸能を基に生み出され、中国からの使節団・冊封使(さっぽうし)をもてなす舞台芸術として、アジア諸国の文化も取り入れながら発展してきました。また、広く海外へと多くの県民が移民として渡った歴史があることから、世界中の県系移民が広げた沖縄文化を開会式・閉会式で披露することで、日本や世界の子供たちをはじめ、人々の記憶に残る式典の実現に貢献できると確信しています。

つきましては、下記のとおり要望いたしますので、特段のご高配を賜りますようお願いいたします。

1.琉球舞踊、エイサーや古武道・沖縄伝統空手などの沖縄伝統文化・芸術を東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会の開会式・閉会式のプログラムに加えること。

以上